ツムくんアカデミー

のんびり屋さんのカタツムリ、「ツムくん」。カタツムリだって晴れの日が大好き♬ ゆるっと楽しく暮らしています。最近は面白そうなことを調べたり、勉強するのがとっても楽しい♬のんびり、興味の趣くまま、学んだことを紹介していくよ。みんなの役に立てたら嬉しいな♬

ETFだけでポートフォリオを組む4つのポイント

 こんにちは ツムくんです。

 

先日個人年金を解約したんだけど、それをどうやって運用するか悩んでたのね。

 

 

両学長の動画とかでも、ETFをオススメしてたし、ETFが良さそうって思ったんだ。

 

ETFだけでポートフォリを組む方法を色々調べてみたから調べたことを書いていくね!

 ETFに興味があるけど、ポートフォリオをどう組むか悩んでいる人

に参考になるはずだよ!見ていってね♪

 

↓↓ 個人年金を解約した理由はこちら ↓↓

tsumukun-academy.hatenablog.com

今回のポイント

  • ポートフォリオを組む時に考える4つの分散

     (「業界の分散」+「地域の分散」+「商品の分散」)    × 「時間の分散」 

 

みんなはポートフォリを組む時にどうやって考えているかな?

 

ツムくんはポートフォリオを組むに当たって以下の4つの分散が大事だと考えたよ。

①業界を分散する

②地域を分散する

③商品を分散する

④時間を分散する

 それぞれどう考えたか見ていくね見ていくね。

①業界を分散する

っていうのは、例えば同じ米国の株式だけで構成されているETFでも商品によって、構成している銘柄が異なるから見ていこうって話。今成長しているGAFAなどのハイテク産業の株が多いETFと、コカコーラやウォルマートとかの生活に関わる企業の株で構成しているETFでで価格の動きは変わってくるよね。ツムクンがオススメの4つのETFの商品をピックアップしてみたから構成銘柄を見て確認いこう。

 

VTI:米国株のほぼ全てで構成しているよ。
   構成比率の上位には、マイクロソフトやアップル、Amazonといった
   ハイテク産業株が並んでいるよ。

バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(Vanguard Total Stock Market Index Fund ETF)は、グロースおよびバリュースタイルに分散した大型株、中型株および小型株へ投資対象とし、CRSP USトータル・マーケット・インデックス(同インデックス)に連動した投資成果を目指す。同インデックスは米国株式市場の投資可能銘柄のほぼ100%をカバーする。

組入上位銘柄
2019年12月31日更新

  銘柄 種別 比率%
1 MICROSOFT ORD -- 3.76
2 APPLE ORD -- 3.67
3 AMAZON COM ORD -- 2.44
4 FACEBOOK CL A ORD -- 1.55
5 BERKSHIRE HATHWAY CL B ORD -- 1.34

 

 

VYM:米国株式で高い配当利回りの銘柄で構成されているよ。
     金融大手のJPモルガンや生活消費財のジョンソン&ジョンソンなど
     VTIと比べて配当利回りの高い企業の構成比率を増やしているよ。

楽天証券より引用>

バンガード・米国高配当株式ETF(Vanguard High Dividend Yield ETF)は、FTSE ハイディビデンド・イールド・インデックスのパフォーマンスへの連動を目指す。FTSEハイディビデンド・イールド・インデックスは、FTSEグローバル・エクイティ・インデックス・シリーズ(GEIS)の米国コンポーネントの派生インデックスであり、高い配当利回りの銘柄で構成されている。

組入上位銘柄2019年12月31日更新

  銘柄 種別 比率%
1 JPMORGAN CHASE ORD -- 4.02
2 JOHNSON & JOHNSON ORD -- 3.58
3 PROCTER & GAMBLE ORD -- 2.85
4 EXXON MOBIL ORD -- 2.73
5 AT&T ORD -- 2.64

 

 

SPYD:米国株で配当金の支払いが多い80社と同じ価格の動きを
       目指しているよ。
       ちなみに1位のノードストロームは全米最大級の百貨店だよ。

SPDR ポートフォリオS&P 500 高配当株式ETF(SPDR Portfolio S&P 500 High Dividend ETF)は、S&P500高配当指数(同指数)のトータルリターン(経費控除前)のパフォーマンスに概ね連動する投資成果を上げることを目標とする。同指数は、配当利回りに基づき、S&P500指数の採用銘柄のうち配当支払い上位80銘柄のパフォーマンスを計測することを目標とする指数である。

組入上位銘柄2019年12月31日更新

  銘柄 種別 比率%
1 NORDSTROM ORD -- 1.66
2 NEWELL BRANDS ORD -- 1.62
3 ABBVIE ORD -- 1.60
4 WESTERN UNION ORD -- 1.56
5 LEGGETT & PLATT ORD -- 1.56

 

 

XLP:コカコーラとか生活に密着した会社で構成。
                P&G、コカコーラ、ペプシコーラと日々の生活でよく聞く名前が並ぶよ。

生活必需品セレクト・セクター SPDR ファンド(CONSUMER STAPLES SELECT SECTOR SPDR FUND) は、S&P コンスーマー・ステイプルズ・セレクト・セクター・インデックスのパフォーマンス(手数料および経費控除前)に連動する投資成果を目指している。

組入上位銘柄2019年12月31日更新

  銘柄 種別 比率%
1 PROCTER & GAMBLE ORD -- 16.09
2 COCA-COLA ORD -- 11.03
3 PEPSICO ORD -- 9.85
4 WALMART ORD -- 8.71
5 MONDELEZ INTERNATIONAL CL A ORD -- 4.69

 

 

米国株のETFだけでも沢山あるよね。

両学長がお勧めしてたのをメインに取り上げたよ!ツムくんはコカコーラの株主になりたいからXLPも取り入れていこうかなって思ってる。

 

②地域を分散

次に地域を分散していこう。

基本的なスタンスとして、米国株をメインにしていくつもりで問題ないとツムくんは考えているよ。ただ、いくら業界を分散できても、災害などでその国だけが調子が悪くなるリスクは消せないよね。そこで、投資する地域を分散させていく必要があるよ。

例えば以下の商品なら地域の分散ができるよ。

 

VEA:米国以外の先進国の株で構成。
                スイスの製薬会社や韓国のサムスン、コーヒーのネスレなどが
                上位にきているね。

バンガード・FTSE先進国市場<除く米国>ETF(VANGUARD FTSE DEVELOPED MARKETS ETF)は、インターナショナル株式にグロースおよびバリュー・スタイルに分散して投資し、FTSE先進国オールキャップ(除く米国)インデックスのパフォーマンスへの連動を目指す。当インデックスは、時価総額加重インデックスであり、カナダ、欧州地域の先進国市場、および太平洋地域の先進国市場の、大型株・中型株・小型株約3,700銘柄で構成される。

組入上位銘柄    2019年12月31日更新

  銘柄 種別 比率%
1 USD CASH -- 2.19
2 NESTLE N ORD -- 1.56
3 ROCHE HOLDING PAR -- 1.12
4 SAMSUNG ELECTR ORD -- 1.05
5 NOVARTIS N ORD -- 0.99

 

 

VWO:新興国の株式で構成してる。アリババやテンセントといった中国株。あとは台湾の半導体の会社などが上位に並んでいるよ。

バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF(Vanguard FTSE Emerging Markets Fund ETF)は、FTSEエマージング・マーケッツ・オールキャップ(含む中国A株)・インデックス(同インデックス)に連動した投資成果を目指す。同ファンドは、インデックス・サンプリング法を用いたパッシブ運用を行い、実質すべての資産をインデックスに含まれる株式に投資する。同インデックスは時価総額加重インデックスで、全世界の新興国市場の大型株・中型株・小型株のパフォーマンスを表し、対象国にブラジル、ロシア、インド、台湾、中国、南アフリカを含む。

◆組入上位銘柄

2019年12月31日更新
  銘柄 種別 比率%
1 ALIBABA GROUP HOLDING ADR REP 8 ORD -- 5.74
2 TENCENT ORD -- 4.37
3 TWN SEMICONT MAN ORD -- 2.66
4 CMT MARKET LIQUIDITY RATE -- 1.80
5 TAIWAN SEMICONDUCTOR MNFTG ADR 5 ORD -- 1.64

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

③商品を分散

①、②では全部株の商品(ETF)をみてきたよ。ここからは、株以外、特により安定性を考慮して米国債券を紹介していくよ。債券は一般的に値動きが少なく不況時に強いと言われているよ。米国以外の債券も検討してみたけど、購入コストが高いので今回は米国債券のみピックアップしてるよ。

 

AGG:米国債券のうち投資に適した債券を総合的に構成

iシェアーズ・コア 米国総合債券市場 ETF(iShares Core Total US Bond Market ETF)はBarclays Capital U.S. Aggregate Bond Indexで表わされるトータルの米国投資適格債券市場のパフォーマンスに連動する投資成果を目指すファンド。同指数は米国で公募発行される投資適格の米国国債、投資適格の社債モーゲージ・パス・スルー証券及び資産担保証券など米国の投資適格債券市場のパフォーマンスを反映する。同指数の構成銘柄は満期まで少なくとも1年間を持つ必要がある。同ファンドは一般的に約90%の総資産を、同指数で表わされた債券、及び同指数の構成銘柄に実質的に類似したエクスポージャーを提供する証券への投資を通じて、同指数のパフォーマンスを追跡しようとする。 

組入上位銘柄2019年12月31日更新

  銘柄 種別 比率%
1 BLACKROCK CASH FUNDS: INSTITUTIONAL;SL AGENCY -- 4.53
2 FNCL MA2833 3.000 12/01/46 -- 1.11
3 G2SF MA4838 4.000 11/20/47 -- 0.93
4 G2SF MA4262 3.500 02/20/47 -- 0.82
5 FGLMC G08737 3.000 12/01/46 -- 0.77

 

 

VGLT:米国が発行している長期の債券で構成

バンガード・米国長期政府債券ETF(VANGUARD LONG-TERM GOVERNMENT BOND ETF)は、ブルームバーグ・バークレイズ米国政府債浮動調整(10年超)インデックスのパフォーマンスへの連動を目指す。米国長期国債市場への分散したエクスポージャーを提供する。当インデックスは、残存期間が10年超の米国債および政府機関債を含む。

組入上位銘柄2019年12月31日更新

  銘柄 種別 比率%
1 US TREASURY 3.00% 02/15/49 SR:BONDS -- 3.51
2 US TREASURY 2.88% 05/15/49 SR:BONDS -- 3.43
3 US TREASURY 3.38% 11/15/48 SR:BONDS -- 3.37
4 US TREASURY 3.13% 05/15/48 SR:BONDS -- 3.27
5 US TREASURY 3.75% 11/15/43 SR:BNDS OF NOVEMBER 204 -- 3.24

 

①〜③まで終わったね。ここまで考え方を理解してもらえたかな?

ここで一旦、①〜③のETFの2009年〜2019年の10年間の株価(終値)で見た各ETF相関係数を図にしてみたよ。
この10年間の終値の値動きがどれくらい連動しているか分かる表になってるんだ。

 

縦軸と横軸にETFの商品名を並べてそれぞれの終値の相関関係を表しているよ。
具体的に見ていくね。

縦軸のVYMと横軸のVTIは相関係数が’0.96’で1にとても近いよね。VYMの株価が下がれば、VTIも同じように下がる可能性がとても高いことを表しているよ。

一方、縦軸VYMと横軸VGLTとは−0.45の相関で、VYMの株価が下がった時に、VGLTの価格が上がる可能性が高いことを示しているよ。

 

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<YAHOO!の株価情報を用いて筆者が作成(pythonを使用)>

この表を見てわかることは

  1. 地域だけ分散してもダメ
    VTIを持っている人がバランスよく資産配分をしようとVEA(アメリカ以外の先進国の株で構成)を買うことを検討しても、あまり分散できていないってことが分かるよ。
    ※地域を分ければ、災害などの地域限定のリスクを下げることはできるけどね。
  2. 債券と株で値動きが逆
    債券ETFを見ると株のETF商品との相関係数がマイナスになってるよね。相関係数がマイナスってことは、例えばVTIが下がった時、逆に債券ETFが値上がりする可能性が高いってことが言えるよ。
  3. 業界でも値動きが結構違う
    SPYDとXLPの相関係数が0.65とお互いの相関が弱いことが分かるね。同じ米国株だけでも、業界・銘柄によって株価の動きが違うのが分かるね。

  

④時間の分散

最後に時間で分散って話。これはドル・コスト平均法だね。

 ドル・コスト平均法っていうのは購入する金額を決めて、その金額の範囲内で購入できる分だけ買う方法だよ。そうすることで、価格が高い時は少しだけ購入。価格が低い時に沢山買うことができるよ。
ドルコスト平均法について 有利じゃないって意見を見つけたけど、まったり少額で積み立てていこうとするツムくんにとっては有効な手段だと思ってるよ。

ドルコスト平均法で起こりうる3つの弊害 | トウシル 楽天証券の投資情報メディア

 

まとめ

ここまで、ポートフォリオを組む際のポイントについて話してきたよ!
最後にもう一度全体の 確認するね。

  • ポートフォリを組むには
     (「業界の分散」+「地域の分散」+「商品の分散」)     ×  「時間の分散」

同じ米国株でも業界・銘柄が違えば株価の動きが違ったよね。
そこに、地域を分散すること債券のETFを導入することでかなりバランスが取れることが分かったよ。

そして、バランスよく買うことタイミングをずらして行うことでさらに価格の値上がり、値下がりのリスクを避けられうかなって思ったよ。


ETFを購入する時の参考になったら嬉しいな♪

最後までみてくれてありがとう!